「スーパービジョン」をテーマに本年度の北見地域障がい福祉研修会を開催しました。
この度、ささえーるでは本年度の「北見地域障がい福祉研修会」を11月21日(金) 午後、NIcc市民芸術文化ホール大練習室を会場に開催いたしました。
今回のテーマは一昨年の初歩編に続く形で「スーパービジョン、始めてみませんか?~学び、体験し、そして実践へ~」と設定させて頂きました。 生憎、他の大きな研修会と重なり参加者が分散、減少する懸念がありましたが、通所系事業所、居住系事業所、相談支援事業所、公的機関・行政と言った各職域から、バランスよく例年と遜色ない30 名強の参加者にお集まり頂くことが出来ました。
講師には前回、参加者に好評で再招聘の希望の声が多かった 日本医療大学 総合福祉学部 ソーシャルワーク学科の 橋本 達志 助教(日本精神保健福祉士協会認定スーパーバイザー/上川スーパービジョン協会代表)をお招きすると共に、新たに講義後の演習の話題提供者として医療社団法人拓美会 玉越病院 医療相談室の岩間 孝介MHSW にもお忙しい中で協力を願い、快諾して頂く事が出来ました。

橋本先生には「スーパービジョンを始めるには?~支援の「質」を高めるために使用しよう」と題した33ページに渡る詳細な講義資料を作成頂いたのですが、総てを詳細に説明頂くには余りにも時間が短く恐縮至極な中、丁寧にお話頂きました。 講義ではいきなり本題に入らず、まず参加者に「SVのイメージ」「テーマにある質とは」を考えて貰った上で、「改めて質を考えると」「私自身の経験を踏まえて」と自らの経験を重ねた答えを頂き、そこから「SVとは」と言う本題に入り多面的に、分かりやすく説明を頂きました。 参加者の皆さんにはSVは「困る事だけしか扱わない」ではなく、「自分自身のかかわりを振り返り、やってきたことに自信を持つ」為に有用なツールであり、「やれていることに根拠をもてるようにする」のもSVであるという事を、分かり易く理解して頂ける時間となりました。
後半は参加者を7グループに分け、「グループ・スーパービジョンとは?」を考える為に、演習を体験。 話題提供のバイジー役の岩間MHSWからは「Aさんとのかかわりについて」という、自身が悩めるケースについてご報告
頂き、それに対し各グループ単位で一人のバイザーとなり、バイジーの「考えがまとまるように」「見えていないところが、わかるように」「考えが広がるように(選択肢が増える)」、バイジーの話から自分自身に置き換えて考え、バイジーを支える気持ちを持ちながら、質問を考え、投げかけておりました。 このやりとりを経て、バイジーの岩間さん自体は意見を聞く場ではなく、他の人に質問されながら自分自身の考え方を整理する場に出来、何かしらの肩の荷も降りたようで、最後に「今回、スーパービジョンを受けれて本当に良かった」と言う率直な感想を岩間さんから頂き、この研修会を結ぶことが出来ました。

研修後のアンケートでも以下の通り「とても参考になった」と言う声が8割以上を占め、また「今後継続してスーパービジョン学習会を開催した場合、参加を希望しますか?」と言う問いに対しても、8割近くの方から「参加したい」と言うお答えを頂きました。この声にお応えできるように、ささえーるとして今後の研修会開催も含め何をしていく事が出来るのかを考えるとともに、北見地域でも上川をはじめ道内各地域のように、この研修で刺激を受けた専門職の有志が中心となり、職域を超えたSV研究会が自然と立ち上がって行く日が来ると確信した次第です。橋本 助教 様、岩間 MHSW 様、そしてご参加頂けた総ての皆様、有難うございました。
北見地域基幹相談支援センター ささえーる スタッフ 一同
北見地域障がい福祉研修会2025 参加者アンケート(集計)
参加者 33 名 回答者 30 名 回収率 91%
Q.1 今回の研修会について、参考になりましたか。
・とても参考になった 25 名 (83 %)
・少し参考になった 5 名 (17 %)
・あまり参考にならなかった 0 名 ( 0%)
・全く参考にならなかった 0 名 ( 0 %)
Q.2 今後継続してスーパービジョン学習会を開催した場合、参加を希望しますか?
・参加したい 23 名 (77 %)
・参加しない 0 名 ( 0 %)
・どちらとも言えない 7 名 (23 %)
Q.3 Q.2で回答した理由を教えてください。
【参加したい】
・自分にはない考えが知れたし、困っている事があったらどのように話し合っていけば良いのか参考になった。
・とても実りがあった為
・少しずつですが理解ができ、今後に深めたいと感じました。
・スーパービジョンが事例検討になってしまったり、グループワークになってしまう傾向になってしまう為、
やはり何度も回数を重ねて学習していくことが大切と思いました。
・自分と違う考え方を知りたいから参加したい。
・もう少しスーパービジョンの学習を深めてみたい。
・様々な質問が開けて勉強になった。
・気付けなかった事に気付けた。見えなかった事が見える。
・大まかにつかむ事はできましたが、全体を深くは理解できなかったので、もう一度学べたらと思いました。
・初めてスーパービジョンの研修会に参加したが、また今後参加したいと思った。
・自分も参加してみたいが、事務所の他の支援員の方にも参加してもらいたいと思いました。
・実際にやる中で得るものが大きいと思うので、開催されるなら是非参加したいと思います。
・スーパービジョンは一回だけ勉強するのではなく、継続的に自己堅固を積んでいくものだと思いました。バイザーにとっても自分の考えを見つめ直す機会であるので、今後も研修に参加したいです。
・今までの思考回路(考え方の癖)がある事が分かり、考え方の幅を広げるきっかけになりました。
・目的と対応方法について学びたい。
・参加してみて純粋に楽しかった。知る事でもっと先を掘りたくなった。
・質問の仕方や焦点の当て方など、とても勉強になったと感じた。
・スーパービジョンについて沢山の事を学びました。
・支援現場で有効と考えるから、ぜひ同僚にも参加してもらいたい。
・今まで、ぼんやりとイメージしていた事が見えてきたと感じました。一度の研修では勿体ないと思うので、機会があれば参加したいです。
・まずは社内で、このような会を設けたいと思った。事例検討会は答えを求めていくものであり、スーパービジョンも近いものかと思っていたが違った。支援者を支え合う、とても良い仕組みと思った。
【どちらとも言えない】
・他の職員(今日参加出来なかった)に参加して欲しいので。
・普段、相談の仕事やサビ管の仕事をしていなく、グループ分けで同じ職務の人を集めて欲しかったです。
・スーパービジョンについて、とても学びが多かったと思います。業務が多忙で、なかなか時間の確保が難しい中で参加したい気持ちもありますが、それ以上にもっと沢山の人とスーパービジョンの重要性を話していきたいと思いました。
・事例検討よりも難しかったですが、とても有意義でした。転職も考えているので、今直ぐ参加したいとも参加したくないとも言えません。
・参加したいが時間が取れない(仕事も家庭も忙しい)
Q.4 その他、ご意見・ご要望をご自由にお聞かせください。
・なかなか地域で研修する機会のないテーマを取り上げて下さり、感謝です。
・大変、参考になりました。自分では見つけられなかった考え方や質問等、今後の仕事に活かしていきたいと思います。有難う御座いました。
・とても大事なお話を聞けました。有難う御座いました。
