北見地域医療的ケア児等支援者研修会 札幌より土畠医師をお招きし開催されました
第10回目となります表記の研修会が、この6月1日(土)にサントライ北見研修室にて開催されました。
医療的ケア児等コーディネーターでもあります私ども「ささえーる」美幌拠点の奥瀬が中心となり企画し、「医療的ケア児の呼吸ケアについて」と題し、医療的ケア児の代表的な疾患である「呼吸障害」について、その諸要因や対応方法について学び、理解を皆さんと共に深める場の提供を目指しました。
講師には昨年に引き続き、札幌市にある医療法人稲生会理事長で、北海道医療的ケア児等支援センターのセンター長でもございます、土畠智幸先生に打診し日々、全道一円がエリアの機関のセンターの長と、大変にご多忙な先生ですが、私共の打診を快諾して頂き、予定を調整頂き、再び北見にお招きする事が出来ました。
先生には前半「医療的ケア児の呼吸ケア」についての解説を頂き、皆様に知識を深めて頂いたのち、後半は実技を伴う演習に移り、皆さんに頭だけでなく実際に体感して頂きました。この演習では実際に医療機器メーカー3社様のご協力を頂き、なかなか触る機会が限られる人工呼吸器(鼻マスク)をお借りすることが実現し、参加者の皆様には、実際に人工呼吸器を用いながら、その管理方法や呼吸器装着時の異常や入浴等の生活場面における注意点について、土畠先生の指導の下で学んで頂くことが出来、貴重な経験を重ねられる時間となりました。
この研修会が、参加者の皆様、そして活躍する最前線の現場や、何より医療的ケアの必要な全ての当事者様にとって、少しでも有意義な時間・場となれた良いなと願っております。
私共ささえーるでは年3~4回程度、その都度テーマを変更しながら、医療的ケア児のケアに特化した実践的な研修会を企画致しており、皆様には引き続きご案内をその都度させて頂きたいと存じます。
また参加者の皆様からは土畠先生の再来を希望する声も多く寄せられておりますので、また来年以降再びお忙しいとは思いますが、是非とも土畠先生には再来北して頂き研修会が実現できればと、事務局のささえーる一同ひそかに願っている次第です。
土畠先生・奥様、60名の参加者の皆様、そして週末に関わらず趣旨に賛同し快く医療機器を提供頂いた医療機器メーカーのフクダライフテック様、フィリップスジャパン様、チェスト株式会社様の3社様、本当に有難うございました。