令和6年度「障害のある方の就労を考えるフォーラム」が開催されました。
「障がいのある方の就労を考えるフォーラム」を、北見地方障がい者職親会と あおぞらで
北見市民会館小ホールを会場に合同開催しました。
【後援】ハローワーク北見、北見市障がい者支援ネットワーク就労支援部会、
北海道中小企業家同友会オホーツク支部
当日は90名の方に来場いただき、北見地方障がい者職親会 高橋 廣志 会長による開催挨拶の後
ATUホールディングス株式会社 代表取締役 岩﨑 龍太郎 氏よる「障がい者雇用率が50%を超えるまで」~初採用した社員が障がいを持っていた!~と題して講演が行われました。講演では、採用基準は「自転車に乗れるか(乗れる可能性があるか)」また経営方針は「社員の発達を保証し万人が働ける会社」など、岩﨑氏が実践してきた企業での取組や考え方について、ご講演いただきました。
次にパネルトークが行われ「自分らしい地域生活」~施設から1人ぐらしを実現!~をテーマに、株式会社テルベ 米澤 氏が登壇し、これまでの人生を振り返っていただきました。また、側で支えてきた職場の上司である株式会社テルベ印刷課 川口課長と、入所の時から支援してきた、当センター支援員の田中がパネラーとして参加し、米澤氏の転機となる場面での対応などサポート(支援)状況について説明が有り、最後に米澤氏から「将来は結婚して温かい家庭を築いてみたい」との目標を話していただきました。
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参加いただいた方からのアンケートは下記の通りです。※ほぼ、原文掲載
アンケート集計.pdf
回答41名(参加者79名)回答率52%
内訳:企業7名(17%)教育関係3名(8%)福祉関係21名(51%)行政5名(12%)その他5名(12%)
【今回のフォーラムに参加して】
・とても参考になった 30名(73%)
・少し参考になった 11名(27%)
・あまり参考にならなかった 0名( 0%)
・全く参考にならなかった 0名( 0%)
【感想・意見】
・ATUホールディングス様の話を聴ける貴重な機会になりました。(他 同意見2名)
・障がい者雇用の企業や支援機関の役割と、支援される方の感想等も聞けたので、とても参考に成りました。(他 同意見4名)
・障がいのある方の一般就労を考える上で事業主の考え方が詳しく知れた。特に講師の岩﨑先生の経営の考え方は利益と公益を両立できる実証実験のように感じた。同氏と会社の更なる取り組みが永遠に続くことが、支援者としても非常に心強く感じた。
・岩﨑社長の「目合わせ」についての重要性は、私が所属するB型事業所の運営においても大変参考になると思った。
・障がい者雇用という小さな話ではなく、急激な人口減少に向かうこの国でどのように会社を持続させるかという経営学を学ぶことができました。
・岩﨑社長の取組みから、障がい者雇用は、現場の状況に合わせた、仕組みを整えることが良いと感じました。
・岩﨑様の講義について、企業でのIPSモデルの導入についての話が興味深い内容だった。社員の「発達」を保障する、背景にある取り組みを知ることができた。
・ATUホールディングスの岩﨑さんの考え方、経営、どれもが目からうろこで驚きました。福祉の現場でも、なかなか実現できないような、社員一人一人の日々の体調の把握、教育に時間を使い、どのように利益を生んでいるのか、実際の現場を目で見てみたいと思いました。理想と思うことをどのように現実の仕事のタイムスケジュールの中でやりこなされているのか興味深いです。
・ATUホールディングスの理念、経営方針に驚くと共に感銘を受けました。”経”を”営”む・・・社会福祉法人も見習い、実践すべきだと思います。
・実務の内容がわかりやすかった。年をとると誰でも障がい者となることが印象に残りました。
・「理想の企業」としてのお話しをきくことができました。支援者の立場として当事者との向き合い方、視点については色々考えさせていただく機会をいただきました。
・岩﨑社長さんのお話の中で「社員の発達を保証する」とあり、とても驚きました。私は親なので、親以外で関わってくれる大人は沢山いますが、積極的に成長させるためにと思ってくれる人がいる職場があるなんて!!とてもうれしく、感げきでした!
・直接就労にかかわっていない部分があるため、状況を知れたことはよかったです。
・本人の話や、企業の社長の話はリアリティがあるので、聞いていて興味深くなりました。
・後半のパネルトークも面白かったです。(他 同意見1名)
・グループホームや施設から自立するまで!の話はとても楽しく、今までに聞けない内容だったと思います。(他 同意見2名)
・米澤さん、ご本人の言葉が説得力があり、考えさせられました。
・パネルトークでは米澤様の自立への取り組みを時間軸・多方面の視点から捉えられておりとても参考になった。米澤様の意欲的で前向きな姿勢が周囲を動かした感もあり、それらの意欲づけや日々の相談に当たられた皆さんの努力強く敬意を感じた。(他 同意見3名)
・テルベの米澤さんの仕事に対する気持ちや、学生時代のエピソードもっと聞いてみたかったです。米澤さんのような働く大人になるってすばらしいですね。「自立した生活がしたい」という目標に向かって、頑張ってきたこと、息子に伝えます。自分の希望に向かって、頑張ること、周りの人に助けてもらうことも含め、夢じゃないんだ!と前向きになれました。
・一人暮らしを目標にしているがグループホームを先に考えるがいいと思いました。
・どこまでの生活支援が必要か考えさせられました。
・身近に家族以外の相談できる人が重要だと考えられました。
・経験のある方の意見がとても勉強なりたした。
・自分の新たな支援の道筋にしたいと思います。
・当事者のみならず、関わるスタッフの情報開示の話は、お寺の住職の説教のように心が洗われた気持ちになりました。
・パネルトークは当事者、会社、支援者から生の声を聞かせていただき、理想と現実等、地域生活の実情について、改めて考えさせられる機会となりました。
・(株)テルベのノーマライゼーションの考え方。
・パネルトークでは企業の取り組みも解かり易く、参考になった。一社員の一人暮らしを社内でサポートした点など、とても良いことだと思いました。
・パネルトークでは、当時のテルベの所長の「できないリスクより、どうしたら出来るかをみんなで考えよう」という姿勢や、田中支援員の「まずはやってみて見守る」という姿勢が、私が現場で利用者の支援業務に携わる際の指針にしたいと思った。
・本フォーラムの内容を本町でもセミナーとして開催したいと考えている。実際の声を聞くというのは、とても今後の参考となった。
・実際の雇用受入をする際に準備が必要な事を知りたかった(ハード面も)生活面のサポート体制についても詳しく知りたかった。自社の紹介が大半であった。就労受入の際のポイントが知りたかった。
・就労のことで悩んでいたところ、フォーラムを知り申し込みました。しかし、具体的な解決策が得られませんでした。講演やパネルトークは、悪くは無いのですが、講演は、身近にない会社でしたし、パネルトークもひとつの事例だったので、身近なこととして捉えることが難しかったです。今回のフォーラムの対象者が私のような人ではなかったのだと思います。
・障がい者雇用について明確な内容で無かった。
・クリアリスクの作り方、見方。
オホーツク障がい者就業・生活支援センターあおぞら
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