令和2年度 障がい者就労連絡会紋別、会場とWebで開催
令和2年10月22日(木) 13:30~15:40 紋別市福祉センター「はーとぴあ21」で、障がいのある方が、地域で安心して働き、豊かな生活の実現を目指し、企業、教育、行政、福祉または雇用に関心のある方が、会場28名、Web(Zoom)38名が参加して、就労支援連絡会を開催しました。
初めに、共催として協力いただいているハローワーク紋別 村上 邦博 所長と紋別市 宮川 良一 市長(代理者)による挨拶をいただいた後、プログラムに移りました。
【説明】ハローワーク紋別 阿部 南咲 職業指導官より、障がい者雇用状況(国・道・紋別地域)についての報告と、障害者雇用制度についての説明がありました。
【講演】北海道紋別高等養護学校 奥田 雅紀 校長から、紋別高等養護学校の開校までの歴史や現在の養護学校教育に関する説明いただき、全国的にも珍しい同市内に養護学校が2校設置された背景を学ぶことができました。次に本田 憲行 教頭からは、学校での取組や各関係機関との連携について説明いただき、各職業科での教育や企業を含む関係機関との連携の重要性について理解しました。最後に我妻 大介 教諭から、インターシップや就職状況など、実際現場の様子や注意すべき点などの解説により、リアルな実態を知ることができました。
ご参加いただいた皆様お疲れさまです。私共、会場Web同時開催が初の取組でZoom操作に不慣れな点が多く何度か中断することがありました。(下記のアンケートには記載はないですが、開催に関して改善を求める声をいただいております)この経験を次回に生かしたいと思います。
参加者からのアンケートは下記のとおりで
回答20名(会場出席者29名)回答率 69%
内訳: 行政(4人)企業(1人)学校関係(4人)福祉関係(9人)医療関係(0人)
その他(1人)無回答(1人)
今回の連絡会に出席して:とても参考になった 17人(85%)
少し参考になった 3人(15%)
あまり参考にならなかった 0人( 0%)
- 【会場参加者】連絡会で良かったと思ったこと (同意見人数)
・高等養護学校の取組みが理解出来た (5名)
・学校の分析が良かった (2名)
・高等養護学校の取組み内容について企業や福祉関係者と共有できて良かった(2名)
・高等養護学校の進路指導がとても勉強になった
・卒業後の具体例と卒後支援費の内訳が知りたかった
・学校教育の中で余暇について学び、生活の乱れが減ると離職が減ると感じた
・卒後支援は大変だと思うので、地域の協力が必要と感じた
・先生方の進め方がゆっくりで、聞きやすく分かりやすかった
・現場の声なので重みを感じた
・我妻先生の就労に関する具体的な話が聞けて大変参考になった
・紋別地区は連携が整っていると感じ参考になった
・普段と違う知識が得られた(2名)
・助成金の活用が理解できた
・コロナ過でも工夫をすることで会議が開催できたこと
・新型コロナウイルスの感染防止策が十分とられていて安心出来た
・zoom会議で沢山の方が参加出来て、とても良い。今後も続けて欲しい (3名)
●【Zoom参加者】意見 (ほぼ原文掲載)
・映像・音声ともに安定しており、会場にいるのと何も変わりませんでした。
・Web参加者の様子も拝見でき、通常よりも参加者の距離感は近いとも感じました。
・zoom研修等に参加できることは、移動時間がかかってしまう地域においては、非常に可能性を感じました。
・高等養護学校の取り組みについて、現場の先生の生のプレゼンに感銘を受けました。
・教育・行政・福祉関係者の連係が必要なことを改めて感じました。
・卒業後にセルフプランで躓いた時に、本人の相談先が限られていること
・離職理由は仕事内容ではなく、人間関係や生活面の乱れという話には障害者だけの話ではなく、一般健常者も全く同じだと感じました。
・就労の面では障害者手帳を保有していなくとも、苦しんでいる方は多いと感じており、特に自宅に引きこもっている方の社会的な孤立は、本人だけではなく家族全体が孤立しているケースもあるかと思います。
・初めてのzoom参加で少々不安もありましたが、画面もバッチリ見られて、分かりやすくてよかったです。
・いつも、講演会となると、住んでいる所が地方なため、子供を預けるところがなかったり、仕事も忙しかったりで、会場まで行けなくて、ほとんど参加を諦めていました。でも、今回のzoomでの参加で、自宅でも気軽に参加できたし、子供の心配もないし、私にとっては、とても有意義な時間となりました。
・コロナ禍ということで、オンラインで講演会を開く機会が多いと思いますが、コロナが落ち着いても、オンラインで開催していただけたら、もっといろんな方が講演会に参加できると思います。私のように、なかなか会場まで足を運べない方の為にも、こういう機会を増やしていただけるとありがたいです。